セミナーのあり方と提供する価値とコストを考える

「反面教師」として他のセミナーから学ぶ

ただいま大阪にいるんですが
昨日ぽっと時間が空いたので

今度開催予定のセミナーにも活かせるかと思って
とある金融系のミニセミナーに参加しました。

うん、学びにはなったんですけど…

一番の学びは
講師の態度って学ぶ意欲に
ダイレクトに影響する

ってことの実感でした。

コンテンツの問題とか
資料の作り方とか、そういう問題ではなく

●講師が「この受講生は何もしらない」と
筋書きに当てはめて、聴く前に決めている。
講師側にシナリオがあり、誘導している。

●シナリオ通りの反応をされないことに
苛立っているのが伝わってくる

●セミナーのあとに誘導する商品
(ミドルエンドなんて言い方しますね)
が売れないと分かった瞬間に、
一気に講師側のテンションが落ち
「やる気」を失ったのが伝わってくる

●セミナータイトルが中身を裏切っていて
詳しい内容が知りたかったら
別のセミナーへと誘導された

みたいなことがあったのです。

セミナーで一番学びを得るには
一番熱心な受講生であることが近道です。

だからなるべく、熱心に話を
聴きたいし、学びたいと思ってはいたんですが
講師側の熱が冷めちゃうと
受講生側も少し疲れてしまいます。

東京でセミナーとか集客を学んでいたおかげで
私の仲間内やよく行くセミナーって
総じてレベル高いんですよ。

エネルギーも高い、知識も豊富
その日から行動したくなるセミナーが多かった。

だから
反面教師にしたくなるセミナーって久々で
それはそれで学びになりました。

反面として、しっかり受け止めようと思った。

「コスト<<提供価値」である必要性

参加費500円という安価なセミナーだったので
それもあったのかもしれませんね。

参加費が安いセミナーって、
全てがそうではないのだけれど
質がちょっと…ってことも多い。

でも参加者が支払うコストって
参加費だけじゃない
ですよね

時間を支払い、移動の手間を支払い
集中力を支払い…

講師としては、コストを越えて
はるかに上回る価値を提供できないなら
セミナーの意味がないと思うんですよ。

人はコストとの比較、そして
期待値との比較で
「参加(購入)してよかったか」を判断する。

特に時間という対価は本当に
貴重なものです。
お金はまだ返金できます。
でも時間だけは絶対に取り戻せない。

だから、費やしてくださる時間に
きちんと持ち帰れるべきものを
最大限持ち帰って頂くようにしたい。

少なくとも私はそう思うし
尊敬するセミナー講師の方々は
その点とてもシビアに考えていらっしゃると
思います。

私はまだ経験の浅い講師ではありますが
最大限の努力はします。
それがお客様への責任ですよね。

あなたのコストを超える価値を届ける

6/28の大阪梅田のセミナーは
1時間半の短いセミナーではあるのですが

どうやったらお客様に喜んで頂けるか
価値を最大化できるか
色々と考えています。

せっかくなら来てくれる方々が
今最も必要としている学びをお届けし
そのときから文章を発信したい!と思えるような
そんな内容にしたいんです。

だってその方が
私も楽しい。

セミナーって講師から受講生へ
上から下へと語りかけてる
イメージがあるんですが、

ちょっと違うと感じています。

私は、セミナーに来て下さる方は
一緒に場を作る仲間と思っているし
仲間同士がつながりあう環境
にしたいんです。

講師も受講生側から多くを学び受け取る。

そこには一方通行の関係ではなく
相互のコミュニケーションが必要なのだと
考えます。

共に刺激し合い、楽しみながら
学びを深めていくほうが
得るものが段違いに大きい。

いずれどこかのセミナーで、あるいは無料レクチャーででも
あなたとお目にかかれることを願ってます。

この記事を書いた人

心の文章や

心の文章や

株式会社心の文章や代表取締役 多田ゆりえ。
国際基督教大学卒業後、社会人経験を経て、県立広島大学大学院にて社会福祉学修士取得。2018年8月に起業し、翌年法人を設立。社会学の調査や論文執筆の経験とマーケティングを組み合わせた小説・脚本の執筆やインタビューライティングを得意とする。