文章は迷路:読み手を迷わせずゴールに導くこと

読み手は「迷いやすい」

紙媒体でもWEBでも
様々なところで使うのが「文章」

でも
何を書いていいか分からない
書いても上手く伝わらない

そんなお悩みを聴くことも多いです。

「書けば伝わる」…
わけはないんですよね。

文章は「設計」が必要です。
見取り図といってもいい。

出発点はどこなのか?
ゴールはどこなのか?
どこの順路を通るのか?

意図された順路に
読み手を正しく誘導する。

読み手は迷いやすいもの。
迷わせてはいけないんです。

読者は出口を知りません。
ヘタしたら迷路だということも
知らないままに文章を読む。

迷うというのはコストです。
時間がかかる、無駄な集中力を使う。
それをなくさないといけない。

だから、一番いい文章は
読み手が本当に一切の迷いなく
ゴール(目標)とする行動まで
たどりつく文章
なんですよね。

これは売る文章だろうが
伝える文章だろうが同じこと。

全ての文章にはゴールがあるからです。

迷わせない設計のために必要な最低限

文章を書くとき
あなたはゴールを設定していますか?

読み手にとってのそのゴールが
どれくらい遠いかを把握していますか?

自分自身が、順路を意識して
文章を組んでいるでしょうか?

意識しないと、なんとなくで
書いてしまいます。

だから迷走する。
読み手はもっと迷走する。

だから「伝わらない」し
「行動(購入)されない」
んです。

まず最低限は読み手の現在地と
ゴールを定めること
から始めましょう。

「読み手の現在地」を知るには、たとえば

読み手がもっている知識はどの程度?
読み手の先入観はある?
文章はどの程度読み慣れている?

といった読み手の情報を考える必要が
ありますよね。

「ゴールを定める」には

最終的に起こしたい行動は何か?
どんな感情がそのために必要か?
現在地からどれだけ差を埋める必要があるか?

みたいなことを考えないといけません。

読み手に興味を持って
ゴールを決めてみる。

それだけで全ての文章の
発信の質が変わっていきますね

この記事を書いた人

心の文章や

心の文章や

株式会社心の文章や代表取締役 多田ゆりえ。
国際基督教大学卒業後、社会人経験を経て、県立広島大学大学院にて社会福祉学修士取得。2018年8月に起業し、翌年法人を設立。社会学の調査や論文執筆の経験とマーケティングを組み合わせた小説・脚本の執筆やインタビューライティングを得意とする。